宮本しばにの覚え書き

studio482+店主の日々のことを綴ったブログ

2019-01-01から1年間の記事一覧

東慶寺「しばにゼミ」第3回

今年もあと1ヶ月をきりました。 この1年は少し流れが変わったような気がします。 ショップ展が6回。 お寺でのゼミは4回(鎌倉、飯田市、伊那市)やらせていただきました。 料理の先にあるもの。 台所仕事の裏側。 そんな「見えないものを観る」ところに…

アノニマスタジオ・連載コラム「宮本しばにの素描料理・第2回」

素描料理。 今年9月、アノニマ・スタジオのコラムがスタートしてから、この言葉を考える日々が続いている。言い出しっぺの私が、その定義をちゃんと伝えられないのはやっぱり歯がゆい....。けれど、コラムを書きながら心を定めていきたいというのが本音だか…

「台所を通して素を見つめる」WS in 南信

長野県中川村の自然食品屋「たろう屋」主宰→ 11月16日 長野県伊那市の豆腐工房「まめや」が主宰、→ 11月30日 「台所を通して素をみつめる」と題して、 お寺でワークショップを開催致します! 東照寺 たろう屋は自然食品や野菜などの移動販売をしているお店。…

八ヶ岳で新米かまどおむすびの会開催!

日程 2019年11月09日(土) 時間 10:30~14:00 概要 「おむすびのにぎりかた」著者、宮本しばにさんと一緒におむすびを握りながら、自然と繋がる暮らしの幸せを探してみませんか。 予約 《予約制》定員10名お電話または、下記「予約フォーム」より、ご予約く…

「薬味寄せ」の細やかな仕事

台所はさまざまな道具を使って、今日の一皿を作る場所です。 手を動かし、食材と向き合い、ひたすら日々の食事のために働く。 だから、一緒に働く道具たちはとても大事です。どんなに小さな道具も、なくてはならないメンバーなのです。 その中で細やかに気配…

アトリエデフ(八ケ岳営業所)でshop展とワークショップを開催します

最近、ショップ展が多くなってきまして、11月は3箇所でショップ展を開催する予定です。 長野県飯田市、伊那市、そして八ヶ岳。 展示品は現品限りというものもありますし、ご予約制で購入いただくものもありますが、製作者が精魂込めて製作した台所道具ばか…

AKOMEYA(神楽坂店)でおむすびと台所道具のイベントを開催致します!

AKOMEYA TOKYO in la kagū (神楽坂)で「秋の新米イベント」を開催致します!! 今回は、熊本を拠点とするキタカゼパンチさん(イラスト、デザインなどを製作しているユニット)と一緒にやりたい!と実現したイベントです。 キタカゼパンチさんのグッズ そ…

アノニマ・スタジオWeb連載「宮本しばにの素描料理・第一回」

素描料理って? アノニマ・スタジオの連載がはじまってからよく聞かれます。 私も説明するのがとても難しい...。 素描料理は私が作った造語です。 素描とはデッサンのこと。黒色など単色の線で描くことです。絵画の下絵のことをデッサンと言いますが、デッサ…

アノニマスタジオWeb連載が、いよいよスタート

いよいよアノニマスタジオWeb連載「宮本しばにの素描料理」が今月スタートします。 そのプレ連載として、素描家・しゅんしゅんさんと対談を掲載致しました。 「料理家・宮本しばにxしゅんしゅん ’素描’をめぐる対談」 素描とは? 料理を素描するとは? しゅ…

童仙房の陶芸家・清水善行さんを訪ねる旅

茶葉と茶器販売の店「茶色」(長野県上田市)の取材で、京都府相楽郡「童仙房」地区に行ってきました。 取材するのは清水善行さん。陶芸家です。 童仙房は宇治茶主要産地で、多くのお茶農家と茶畑が広がる美しいところです。 清水さんは在来種の茶葉を土鍋で…

焼き網ポン酢サラダ

まだまだ熱い日が続きますが、山ではキノコが生え始めています。 あと1ヶ月もすればここも寒くなりますし...。 ということで、少し早いのですが、秋サラダの登場ー。 「焼き網」で遊びながら一品を作ります。 〈キノコとブロッコリーのポン酢サラダの作り方…

山只華陶苑・加藤智也さんのすり鉢

以前、幼稚園のお母さん方のために料理教室を開いたことがあります。その中で「すり鉢ひとつで作る!クッキー」をご紹介しました。洗い物も少なくて済みますし、子供たちと一緒に「どろんこ遊び」感覚で作れるのでいいかなぁと思ったからです。ところが半数…

「&Premium 10」で本が選ばれたこと

8月20日発売の「&Premium」10月号〜あの人が、もう一度読みたい本〜。 その中の「キッチンで読み返したい、料理の図鑑」で、ブックディレクターの鈴木めぐみさんが、拙書「台所にこの道具」(アノニマ・スタジオ)を選んでくださいました。 これは私が…

内田輝さんの演奏会

一昨日はクラヴィコード奏者・内田輝さんを我が家へ招いての演奏会でした。 今年で3回目。恒例になりつつあります。このような貴重な演奏会を我が家で催すことができるのは心から嬉しい。 クラヴィコード クラヴィコードは14世紀頃、教会で使われていた楽…

土鍋ラタトゥユ

直売所に夏野菜が並ぶと作りたくなるのが「ラタトゥユ」。南フランスの代表的な家庭料理です。 長野はズッキーニの産地として有名で、この時期、直売所では3本100円ぐらいで売っています。少し前に仕事で神奈川県のスーパーで買ったズッキーニが何と1本299…

暮らしカバン「BRIDGE」が初入荷

暮らしカバン「BRIDGE」 京都で活動されている布作家・山口智美さんのブランド「モーニン」。 カバンや洋服など、性別や世代にとらわれない自由な発想をする山口さんのプロダクトデザインはすっきりとしていて、使い勝手の良いで知られています。 モーニンが…

第二回「しばにゼミ」のご報告

東慶寺でのゼミ2回目が7月10、11日と、2回行われました。 梅雨の晴れ間で雨も降らず、風が気持ちいい日で、オープンエアーでやらせていただきました。 このような美しいお寺の庭を見ながらゼミをやらせていただけるのは贅沢ですね。 まず前半は料理。 今回…

すり鉢つけ麺

夏のランチに我が家でよく作る麺料理がつけ麺です。 そうめん、うどん、蕎麦、ラーメン...。 ベースのつゆは一緒。でも食材を替えると、違った味わいになります。

大阪「GULIGULI」での5日間

6月21日から5日間の日程で、大阪池田市のGULIGULIに滞在しました。 車で大阪池田市まで行くのは初めてで、高速を降りてからは少し緊張しましたが、無事に到着。我が家から5時間半の旅でした。 その日は夜7時まで、マネージャーの中川さんと一緒に搬入と展…

素描家・しゅんしゅんさんとの対談

「野菜たっぷり すり鉢料理」(アノニマスタジオ)の装丁とイラストでお世話になった素描家・しゅんしゅんさんと対談をするために、彼の自宅にお邪魔しました! 素描家・しゅんしゅんさんは1本のペン(黒または青黒)を使って、線のみで表現をする画家です…

第二回「しばにゼミ」in 東慶寺

今年4月からはじまった東慶寺でのゼミ、2回目のご案内です。 今回は7月10日、11日、2日間となります。 今回は東慶寺と私の都合により、週末開催ではありません。ご了承くださいませ。

SHOP展とWS開催 with nimai-nitai in GULIGULI

さぁ、もうすぐ6月のショップ展です。 そのための道具たちがわが家で待機中。木工製品、陶器、鉄製品、金物製品、布製品など25点ほどをこの展示会のためにキープしています。 作家さんが製作をやめてしまって販売終了となってしまった「塩壺」も、この日のた…

おかひじきのナムル

この野菜は塩ナムルにすると格段に旨い。 その姿がヒジキに似ていることから「おかひじき」と名のついた野菜は、基本的に無農薬で栽培できるそう。 春、直売所でこの野菜を見かけると必ず買う。きれいな緑色をしたこの野菜は、火に通すとさらに緑が鮮やかに…

ごま豆腐の担々麺

昨日作った「ごま豆腐」が4人分ほど余った。 はて、どう使おうか。 で、思いついたのが「ごま豆腐の担々麺」。 拙著「野菜料理の365日」の担々麺を参考に。

インドの風が吹いたGW

GWが終わり、静けさを取り戻した今日この頃です。 5月1日〜6日で、東慶寺(北鎌倉)でnimai-nitaiの展示会が行われました。 nimai-niai主宰は廣中桃子さん。1年の半分はインドで暮らし、オーガニックのカディコットン(手紡ぎ、手織りの布)やシルク、リネ…

「nimai-nitaiブッダガヤでの軌跡」でインドランチ

東慶寺での「nimai-nitai-ブッダガヤでの軌跡-」がもうすぐ始まります! 私もにわかに豆、米、スパイスを注文したりして、気持ちがワサワサしてきました。 20代前半にヒマラヤをトレッキングしていたときによく食べたダルカレー。あのときの味付けは実にシン…

アルブッロと筍のパスタ

「アルブッロ」とはバター、パルメザンチーズ、塩、こしょうで作るパスタのこと。 茹でたパスタと調味料をボールに入れて混ぜれば出来上がりなので、オイル系パスタより簡単だと思う。 このアルブッロと筍を合わせてみた。

第一回「しばにゼミ」in 東慶寺

東慶寺「白蓮舎」 言うなれば、今までの仕事を「形」にしたのが、この「ゼミ」ではないかと思います。 料理教室は1999年からスタートしましたが、数年経った頃、心のどこかで「何かが違う」と思い始めました。 何がどう違うのか。未熟さゆえに、そこから先は…

おむすびイベントin 長野上伊那郡

先日、長野県上伊那郡中川村にあるお店「たろう屋」で開催された、おむすびイベントが無事終了。 「おむすび=素」 今回もまた、このことを痛感しました。

おむすびが教えてくれたこと(インタビュー記事)

去年12月に「おむすびのにぎりかた」(ミシマ社)を大同生命のフリーパーパー「one hour」のコラムで紹介したいということで、インタビューを受けました。。 インタビューアーはコピーライターの竹川圭介さん。今まで2000人ぐらいのインタビューをしてきた…