宮本しばにの覚え書き

studio482+店主の日々のことを綴ったブログ

アルブッロと筍のパスタ

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「アルブッロ」とはバター、パルメザンチーズ、塩、こしょうで作るパスタのこと。

茹でたパスタと調味料をボールに入れて混ぜれば出来上がりなので、オイル系パスタより簡単だと思う。

このアルブッロと筍を合わせてみた。

 

 

作り方(2人分)

1. 下準備。

筍半分(今回は東慶寺でいただいた朝掘りたけのこを使用)を食べやすいサイズに薄くスライスする。

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こしょうは粒こしょうをすり鉢ですって粗挽きにすると、香りが立っておいしい。

パルメザンチーズは山盛大さじ3杯ぐらい用意する。

パスタの湯を沸騰させる。

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2. 筍を炒める。フライパンにオリーブオイル大さじ2、にんにく(スライス)と鷹の爪2/1本を入れて弱火で火にかける。にんにくの香りを油に移しながらゆっくりと炒める。

3. にんにくがチリチリとし出したら、隣のコンロでパスタ150gを茹で始める。太さは好みで(今回はフェデリーニを使用)。

パスタの湯は、まず沸騰した湯2リットルに大さじ2の塩を入れて味を見る。海水より少し薄い塩味を感じるぐらいがよい。茹で上がったパスタだけでもおいしく感じるぐらいの塩加減にするのがポイント。

 

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4. 隣のコンロで火にかけているにんにくがうっすら色づき始めたら、筍を加えて強火にして炒める。たけのこのところどころが焦げておいしいそうになったら、醤油をひとまわりかけてさっと絡め、火を止めて待機。

5. 大きめのボールにバター10gとパスタのゆで汁を大さじ4ほど入れ、バターを溶かし混ぜておく。

 

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6. 若干硬めにパスタが茹で上がったら仕上げにかかる。

ここからは走るつもりで。

まずパスタをボールに入れる。トングを使って全体を手早く混ぜ、3.の筍も投入して混ぜる。 最後にパルメザンチーズとこしょうを加えて混ぜ、出来上がり。

 

オイル系パスタを作るときは、コンロの上で作るので気も焦るし、仕上げが手早くできないこともあってパスタが伸びやすくなるけれど、アルブッロを作るときに火を使うのはパスタを茹でるときだけ。あとはボールで作り上げるので、ハードルが下がって気持ちが楽になる。簡単だ!と思えるのは料理ではとても大切な要素だ。

アルブッロのシンプルなパスタもおいしいのだけれど、にんにくと一緒に炒めた野菜を入れるとまた一段とおいしくなる。

春は筍や山菜、夏はズッキーニや茄子、秋はキノコ、冬はレンコンなど。

オイル系パスタが苦手だったら、アルブッロ+野菜をお試しあれ。