柿渋屋の「柿渋ふきん」
台所道具を探すときには「縁」というものを大切にしています。
躍起になって探すこともありますけれど、あんなに難しかった仕入れが、何かの具合に、または誰かの縁でつながることもありますし、縁と時期、というのは大切なのかなぁと。
最近、FB経由で入ってきた情報にピンと来て、「柿渋ふきん」を仕入れました。
京都山城の「トミヤマ」が製造販売しています。
先日、代表の冨山さんとお話をしたところ、あらまぁ!あちこちでつながっていて、共通の友人が何人も。今まで出会わなかったのが不思議なぐらいです。ご縁だわぁ。
柿渋とは、青いうちに収穫した渋柿を搾汁して発酵熟成したもの。塗料、染料、民間薬として昔から使われていました。
この柿渋ふきんは、まず綿(わた)で柿渋染めして、それを糸にし、織っています。
布に染めずに最初の段階で染めているから、柿渋の抗菌、防虫、消臭効果が高くなり、布を丈夫にしてくれるのだそうです。
この柿渋ふきん、私も台拭きとして使っていますけれど、消臭、抗菌作用があるので、全然匂わない。
吸水性が高いので、食器拭きなどにも使えるようです。
「拭く」がふきんの仕事だから、台所のほか、窓拭きや床拭きなど家事全般に使えますね。
私は台所で使い終わったあとは雑巾として使い尽くそうと思います。
トミヤマによると、冷蔵庫や靴箱に入れれば消臭剤代わりになるんだって!
柿渋すごい。
薄いピンクがかったベージュ色で、やわらかい色が気に入っています。ベージュ系だから、汚れがあまり目立たないのもポイントが高い。
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