宮本しばにの覚え書き

studio482+店主の日々のことを綴ったブログ

京都「恵文社一乗寺店」で本と道具フェア開催中!

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 はじめての「SHOP展」が開催中です。

恵文社はイベントで何度かお世話になっていますが、今回は生活館ミニギャラリーでの台所道具と書籍の展示販売です。studio482+としてはじめての出店ということになります。何とも嬉しいお誘いです。

ということで、21日に京都まで納品に行って参りました〜。

 

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京都「恵文社一乗寺店」で本と道具のフェアを開催いたします。

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京都に「恵文社一乗寺店」という素敵な本屋さんがあります。

 

ー「とにかく新しい本」を紹介するだけの本屋ではなく、一冊一冊、納得いくものを丁寧に紹介したい。
ただ機能的に本を棚に並べるのではなく、思わぬ出会いにぶつかるような提案がしたい。
表紙の美しい本は、眺めて楽しんでいただきたい。ー

 

そんな素敵なモットーを掲げる「恵文社一乗店」。

イギリスの新聞社ガーディアン紙が、2010年7月に「The world's 10 best bookshops」と題して、世界で一番美しい本屋を発表したときに、 日本からも1店舗選ばれたのですが、それがこの本屋さんです。

 

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「ほうれん草の胡麻ポン酢和え」レシピ

 

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 胡麻和えは、どこにでもある料理だけれど、

簡単そうにみえて、実はおいしく作るのが難しい料理だと思う。

 

ときに外で食べる「胡麻和え」は少し甘すぎる気がするし、

家で作って「これだ!」と思うことも意外と少ない。

 

最近、ポン酢で胡麻和えを作ってみたところ、酸味が味を引き締め、イケる胡麻和えになったので、覚え書きしておこう。

 

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「台所にこの道具」が発売されました。

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studio482+店主、宮本しばにの新刊本「台所にこの道具」(アノニマスタジオ)が11月1日に発売されました。

 

道具エッセイ、道具説明ページ、レシピ、3つで構成されています。

16の道具たちが出演します。

すべて日本の伝統的な台所道具です。

外国の方にも日本の道具を知ってもらいたいということで、すべてのページに英語要約が入っています。

 

羽釜でおいしいごはんを炊く

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伊賀焼「土楽」の羽釜は、とにかくごはんがおいしく炊ける釜です。

秘密は底の丸みにあります。

この丸みが対流を起こし、お米にまんべんなく火が通り、ふっくらしていて艶やかなごはんが炊き上がります。

 

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土鍋の仕事

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伊賀焼の窯元「土楽」の土鍋は、煮炊きはもちろん、炒める、焼く、蒸す、オーブン使用が出来る特徴を持っています(揚げ物は不可)。

 伊賀の土を使った純粋な土物は、その特質を生かし、油を使った料理が可能になります。これが他の土鍋と違うところ。ですから「鍋」として和洋折衷、様々な料理に使うことができます。

 土楽窯では型は使わず、すべてろくろを回し、ひとつひとつ手で製作されています。また、縁や取っ手の部分は中が空洞になっています。これは重さを軽くするための見えない工夫。一年を通して土鍋を使ってもらうために、軽く使いやすい形状になっているのです。

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山只華陶苑・加藤智也さんについて

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寛政六年(1794年)から続く「山只華陶苑」。

 その7代目、加藤智也さんは国際的な陶芸コンテスト、ファエンツァ国際陶芸展グランプリ受賞など、数々の展覧会で 受賞され、2012年には「JUJUシリーズ波紋櫛目すり鉢」で グッドデザイン賞を受賞されている気鋭アーティストです。

 

加藤さんのすり鉢の特徴は何と言っても「波紋櫛形」というすり目。スピーディーに、そして食材の香りを立たせる独特な技法です。

 

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