宮本しばにの覚え書き

studio482+店主の日々のことを綴ったブログ

「ほうれん草の胡麻ポン酢和え」レシピ

 

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 胡麻和えは、どこにでもある料理だけれど、

簡単そうにみえて、実はおいしく作るのが難しい料理だと思う。

 

ときに外で食べる「胡麻和え」は少し甘すぎる気がするし、

家で作って「これだ!」と思うことも意外と少ない。

 

最近、ポン酢で胡麻和えを作ってみたところ、酸味が味を引き締め、イケる胡麻和えになったので、覚え書きしておこう。

 

 

作り方はこうだ。

まず、

ほうれん草1袋を茹で、手でギュッと絞り、

余裕があったら根っこを上にして醤油を垂らし、またギュッとしぼる。

こうすることで水分がまた出る。

 

次に、

すり鉢でよく白胡麻(炒りごま大さじ4前後)をする。

すりはじめるとズリズリと音を立ててごまが香ってくる。

しばらくすっていると、ごまの当たる音がなくなる。

さらにする。ごまの油が浮き出てきて、しっとりしてくる。

そうしたらポン酢と砂糖を加えてすり混ぜる。

今回はポン酢大さじ1前後と、砂糖大さじ1/2前後ぐらい入れたか。

ポン酢は自家製。市販のものはもう少し甘いと思うので、好みで砂糖の量を調節したらいい。

だし汁を大さじ半〜1ほど入れて、ねっとり感の強いごまソースを少しやわらかくする。だしがなかったらほうれん草のゆで汁でもいい。

さて、味をみる。「あぁ、おいしい...」となるように調味料を調節する。

 

さぁ、仕上げだ。

3cmぐらいにカットしたほうれん草をすり鉢に入れ、手で和える。丁寧に手で混ぜ、ごまを全体に行き渡らせる。

すり鉢と手は相棒みたいなものだから、箸で混ぜてはいけない。

これで出来上がり。

 

さて、

料理するときに「計ること」は大切なのだけれど、

台所での「計る」は2つあると思う。

まず、計量カップやスプーンで計ること。

そして、もうひとつは手と舌で計ることだ。

後者が料理には大切だ。

レシピに書かれた数字はアテにしちゃいけない。

最後は自分の手と舌をアテにする。

それが料理の秘訣だと思う。