宮本しばにの覚え書き

studio482+店主の日々のことを綴ったブログ

インドの風が吹いたGW

f:id:shivanii:20190507150714j:plain

GWが終わり、静けさを取り戻した今日この頃です。

 5月1日〜6日で、東慶寺(北鎌倉)でnimai-nitaiの展示会が行われました。

nimai-niai主宰は廣中桃子さん。1年の半分はインドで暮らし、オーガニックのカディコットン(手紡ぎ、手織りの布)やシルク、リネンなどの布で、ブッダガヤの女性たちと一緒に布製品を製作し、それを日本で販売しています。

続きを読む

「nimai-nitaiブッダガヤでの軌跡」でインドランチ

f:id:shivanii:20190420105139j:plain

東慶寺での「nimai-nitai-ブッダガヤでの軌跡-」がもうすぐ始まります!

私もにわかに豆、米、スパイスを注文したりして、気持ちがワサワサしてきました。

20代前半にヒマラヤをトレッキングしていたときによく食べたダルカレー。あのときの味付けは実にシンプルだったけれど、今回は「ダールダッカ」という、ダルカレーの進化版を作ります!

 

こうや豆腐のタンドリー揚げ」「サラダ」「ジャスミンライス」といっしょに東慶寺の四つ椀でお出しします。

 

f:id:shivanii:20190407094522j:plain


nimai-niaiの代表、廣中桃子さんとはそもそも、独身時代に京都に住んでいたのりちゃんこと井上紀子さんからのご紹介。桃ちゃんと京都の駅ではじめて会ったのが今から5年前ぐらいだったかしら。のりちゃんが東慶寺にお嫁に行き、その3人がこうして集まって一緒に仕事をなんて、これは奇跡だ!
楽しみです。
ぜひ、皆さんお越し下さいませ。

(私の料理担当は5月1日〜3日です。ぜひお声をかけてくださいねー。)

 

www.facebook.com

第一回「しばにゼミ」in 東慶寺

f:id:shivanii:20190407094311j:plain

東慶寺「白蓮舎」

言うなれば、今までの仕事を「形」にしたのが、この「ゼミ」ではないかと思います。

料理教室は1999年からスタートしましたが、数年経った頃、心のどこかで「何かが違う」と思い始めました。

何がどう違うのか。未熟さゆえに、そこから先は靄がかかったようでした。

 

 20年が経った今、モヤモヤしていた思いを整理し、それを拾い集めて、ようやく形となったのが、このゼミです。

続きを読む

おむすびイベントin 長野上伊那郡

f:id:shivanii:20190325110223j:plain

 先日、長野県上伊那郡中川村にあるお店「たろう屋」で開催された、おむすびイベントが無事終了。
「おむすび=素」
今回もまた、このことを痛感しました。

 

続きを読む

おむすびが教えてくれたこと(インタビュー記事)

f:id:shivanii:20160907151515j:plain

 

去年12月に「おむすびのにぎりかた」(ミシマ社)を大同生命のフリーパーパー「one hour」のコラムで紹介したいということで、インタビューを受けました。。

インタビューアーはコピーライターの竹川圭介さん。今まで2000人ぐらいのインタビューをしてきた方です。

 

取材は3時間以上となりました。時には私がインタビューアーになり、笑。話は死生観にも及びました。

竹川さんの、その記事の書き方、まとめ方が的確で素晴らしく、今までボンヤリと思っていたこともしっかりと文章で表われていて、読みながらハッと気が付かされることもあり、自分の生きる道というものを彼の文章で再認識したわけです。

 

続きを読む

オフィシャルサイト開設

f:id:shivanii:20190228134433j:plain



これまで作成したオフィシャルサイトは6つ...。

自分のサイトを作るって難しいし、悩むことも多いけれど、

惹かれるサイトって、シンプルで画像や色が落ち着いているデザイン。モノクロがいいなぁと思う。

ということで、新しいサイトをまた作ってみました。

小細工もせず、シンプルなサイトですけれど、よかったら覗いてみてください。


 

皆さま、これからもどうぞよろしくお願い致します。

(写真提供:野口さとこ)

豆腐の和グラタン

f:id:shivanii:20190129193822j:plain

豆腐グラタンのレシピは、ネットで検索するとたくさんありますが、

単にホワイトソースに豆腐を入れて焼き上げても、味のバランスがあまり良いとは言えず、面白みにもかけるなぁと思っていました。

シンプルに豆腐だけのグランをおいしくするには?

その答えは、グラタンを和テイスト寄りにする、でした。

 

続きを読む

クラヴィコードと物相飯(もっそうめし)

f:id:shivanii:20190125135602j:plain

クラヴィコードと梵唄の会 in 長慶院 (©内田輝)



楽家・内田輝さんの演奏会のために、京都・臨済宗妙心寺派「長慶院」へ。

 

内田輝さんはクラヴィコード演奏者。数年前から交流のある友人です。

クラヴィコードは14世紀頃から教会で弾かれていたピアノの原型とも言われ、その音は静寂の中でしか聞けないほど小さく、耳を研ぎ澄ませなければ聴けない楽器です。

クラヴィコードを弾くと神様が天から降りて聴きにくると言われているんです。」以前、内田さんからそんな話を聞いたことがあります。

この演奏会は、年に三回行われる大本山妙心寺の懺悔の法要「方丈懺法(ほうじょうせんぽう)」が土台となっています。

クラヴィコード(+サックス)と、特別な梵唄(声明)のコラボレーションです。

 

静寂の中の静寂音を楽しむ。

心を鎮め、清める法要演奏会。

東洋と西洋の「祈り」を合体させた、何とも心に残る会でした。

 

f:id:shivanii:20190125135104j:plain

長慶院の物相飯 (©内田輝)

 

さて、この演奏会は「座禅体験」と「物相飯」付きなのが特徴です。

今日は「物相飯(もっそうめし)」の考察です。

 

続きを読む

宮島工芸製作所の「特上直角おたま」

f:id:shivanii:20190106133436j:plain

 

台所には欠かせない道具「お玉」。

土鍋には木のお玉がいいと、あちこち探しましたが、その多くは深さが足りず、汁と具材をしっかり囲ってくれるお玉になかなか出会えませんでした。

 

2,3年前に見つけたお玉がこれ。

広島県の宮島で明治時代から木工製品を製作している「宮島工芸製作所」の「特上直角お玉」です。

 

続きを読む